子ども 発疹 熱ある 痛み お風呂

子供のお腹や背中に発疹が突然できたら、とても心配になりますよね。
熱のある・なしや、痛がる(痒がる)かどうかが、発疹の原因を判明させる大きな手がかりとなります。

発疹を痛がったり、熱を出してぐったりしている子供の姿を見るのは、ママやパパも辛いことでしょう。

今回は、子供のお腹や背中に発疹ができた時に考えられる病気や、入浴は避けるべきか?などについてご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。


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子供のお腹や背中に発疹が出た時にチェックすべき5つの項目

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① 熱はなし?


子供のお腹や背中に発疹ができたら、まずは熱のある・なしを確認しましょう。

熱のある・なしは、何の病気なのか特定するための重要な手がかりとなります。
なぜなら、ウイルスや細菌などの「うつる可能性がある病気」による発疹の場合、熱が出ることが多いのに対し、アレルギーなど「うつらない病気」による発疹の場合は、熱が出ないことが多いからです。
また、うつる病気による発疹の場合、発疹が出たのが発熱の前・後・同時などどのタイミングだったのかも重要な情報となりますので、注意深く観察し、病院に受診した際にはお医者さんに伝えましょう。
なお、熱の他にも嘔吐や下痢なども症状があるかどうかも忘れずにチェックしてくださいね!

② 発疹を痛がる(痒がる)?


発疹は痛がる(痒がる)かどうかも、何の病気なのか特定する際の重要な手がかりとなります。

また、お腹や背中にできた発疹を子供が痛がる(痒がる)ときには、掻きこわさないように注意してあげる必要があります。
掻きこわすことで発疹が化膿してしまったり、「とびひ」して重症化したり、跡が残ってしまう可能性があるからです。
子供の爪を短くしたり、必要に応じて患部を冷やすなどして対処してあげましょう。

③ どんなタイプの発疹?


赤く腫れている発疹や、水疱タイプの発疹。小さな発疹や、時間と共に数が増える発疹など、発疹にも様々なタイプがあります

また、発疹が出てもすぐに消えてしまうものもありますので、気になる発疹がある場合は、ケータイなどで写真に撮っておくと病院にかかった際の診断に役立つことがありますのでオススメですよ!

④ どこに発疹が出ている?


子供の体のどこに発疹が出ているのかによって、発疹の原因が異なることがあります。
お腹や背中に発疹を確認した時には、手・足や口の中など、他の部位にも発疹がないか確認しましょう。

⑤ 発疹が出た前後の状況は?


子供のお腹や背中に発疹が出た時には、発疹が出た前後の状況も原因を突き止める重要な鍵となります。

特に、アレルギーが疑われる場合には、「何か食べたか」「何か触ったか」などの情報がとても重要となりますので、発疹が出たらその前後の状況をよく思い出してみてくださいね。


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子供のお腹や背中に発疹が!考えられる病気は?

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① 熱はなし・発疹を痛がる


小児乾燥型湿疹

子供のお腹や背中に、痛み(痒み)のあるザラザラ・ポツポツとした鳥肌のような発疹が出たら「小児乾燥型湿疹」が疑われます。
症状が進むと、徐々に赤みを帯び、乾燥して粉をふいたようなカサカサな状態になります。
その名の通り、肌が乾燥することにより発疹が出るようですが、ハッキリとした原因は分かっていません。
保湿剤などでお肌の保湿に気を付けてあげましょう。

また、冬場に発症することが多いですが、夏場でも発症します。
夏場は汗のせいで余計に痛む(痒くなる)ので、こまめに汗を拭き取ったり、シャワーを浴びさせて清潔にするようにしましょう。


蕁麻疹

蕁麻疹は、虫刺されのような発疹がお腹やお尻など皮膚が柔らかい部位を中心にできます。
その発疹は痛みや痒みを伴うことが多く、数十分~数時間で跡形もなく消え、また別のところに現れるのが特徴です。

ウイルス性の発疹ではありませんが、疲れていたり、強くストレスを感じたり、体調が良くない時に蕁麻疹が出るという子供が多いようです。
蕁麻疹は症状が軽く済むことが多いため、軽視してしまいがちですが、体内に発疹が出る場合もあります。
のどに発疹ができた場合、大きくはれ上がってしまうと気道がふさがって窒息してしまうということもあり得ますので、蕁麻疹が疑われる症状が出たら、病院にかかっておくと安心ですよ。
ちなみに、蕁麻疹患者の70%以上が、原因が特定できない「突発性蕁麻疹」であると言われています。

② 熱がある・発疹を痛がらない


突発性発疹

6か月から1歳までのほとんどの子供がかかると言われている発疹です。
突発性発疹は、ヘルペスウイルス6型という菌が原因で発症し、39度前後の高熱が数日続き、熱が下がると赤くて細かい発疹がお腹や背中など全身に出ます。

熱があるだけの段階では、お医者さんでも突発性発疹かどうかの診断は難しく、発疹が出て初めて明らかとなります。
突発性発疹は、急に高熱が出るため、中には熱性けいれんを引き起こすことがあります。
初めてけいれんに遭遇するママやパパはとても驚いてしまうことでしょうが、通常の熱性けいれんは数分で治まります。

また、発疹と共に下痢を伴うこともあるようですので脱水症状には注意してあげましょう。


麻疹(はしか)

もし、風邪のような症状(発熱・咳・くしゃみなど)が発症した2~3日後に、39度ほどの高熱と共に、小さな発疹が顔や首、お腹や背中など全身に出始めたら「麻疹(はしか)」を疑いましょう。
初期症状が風邪と似ているため気づくのが遅れてしまいがちですが、麻疹は子供にとって、とても辛く、とても重い病気です。

麻疹の場合、特徴的な初期症状として口内のほっぺの粘膜に「コプリック疹(班)」と呼ばれる白い斑点ができますので、「もしかしたら麻疹かも?」と思ったら口の中を確認してみてくださいね。
ちなみに、麻疹による発疹は、痛みや痒みはあまりない場合が多いようです。
麻疹には有効的な治療法がなく、症状に合わせた対処療法での治療となります。

さらに、麻疹の怖い所は、気管支炎や肺炎、中耳炎や脳炎などの合併症を引き起こす可能性があることです。
そのため入院率は40%程にもなります。
咳やくしゃみにより空中に飛び散ったはしかウイルスが体内に侵入することで感染しますので、しっかりと予防することが重要です。

現在、子供の麻疹ワクチンの予防接種は義務化されていますので、1歳のお誕生日になったら1日でも早く予防注射を受けておきましょう!


③ 熱がある・発疹を痛がる


水疱瘡/水痘(みずぼうほう/すいとう)

水疱瘡は帯状疱疹と同じウイルスの感染による病気です。

38度前後の発熱と、胸やお腹、背中などに赤くて小さな発疹が現れるのが特徴です。
この発疹は急に数が増えて全身に広がり、中心に水を持った水疱(すいほう)に変わります。
水疱はやがて乾燥して黒いかさぶたとなり、自然と消えて治ります。
水疱瘡は感染力が非常に強く、幼稚園や保育園に通う子供たちの間で集団感染しやすい病気です。

また、発疹に強い痛み(痒み)があるのも特徴で、発疹や水疱を掻きこわして、皮膚を化膿させてしてしまったり、とびひの原因となったりと子供にとってとても辛い病気です。

ちなみに熱は2~3日ほどで下がる場合がほとんどで、中には熱を出さない子供もいます。
現在、水痘ワクチンの任意予防接種として、予防注射を受けることができます。
感染が心配であれば、ぜひ予防接種を、1歳の誕生日を迎えたら受けてみてくださいね。


風疹(ふうしん)/三日はしか

風疹は、38度前後の発熱と同時に、やや痛み(痒み)を伴う小さなピンク色の発疹がお腹や背中など全身に現れます。

風疹と麻疹(はしか)は症状がよく似ていますが、熱や発疹が3日ほどで快方へ向かうことから「三日はしか」とも呼ばれています。

しかし、風疹は「風疹ウイルス」の感染による病気ですので麻疹とは全く別の病気です。
風疹の特徴は、発熱・発疹と共に、首や耳の後ろのリンパ節が腫れ、触るとグリグリしていることです。

また、目の充血やノドの腫れ、軽い咳などがある場合もあります。
風疹は、症状が軽いと熱や発疹がほとんど出ないこともあるため、気づかずに完治している場合もあります。高熱や発疹が出ても、健康な子供であればあまり心配のいらない病気ですが、中には血小板減少性紫斑病(しはん病)や脳炎などの合併症を引き起こすことがあります。

現在、風疹ワクチンの予防接種は義務付けられていますので、1歳の誕生日を迎えたら、なるべく早いうちに予防接種を受けましょう。
また、もし風疹に感染してしまった場合は、周囲への感染を避けるために、外出は控えましょう。
なぜなら、風疹は妊娠4か月までの妊婦さんが感染してしまうと、お腹の中の赤ちゃんが、心臓や脳、目などに障害をもって生まれてくる危険があるからです。
周囲への配慮も忘れないようにしましょうね。


溶連菌感染症

溶連菌感染症とは、A群β溶血性連鎖球菌という細菌の感染による病気です。

初期症状は風邪のような症状ですが、溶連菌感染症の場合は咳や鼻水、鼻づまりがほとんどありません。
その一方で、のどが炎症を起こして腫れ上り、とても強い痛みを伴います。
突然39度前後の高熱を出し、吐き気や嘔吐、関節痛や腹痛などの症状も現れることがあります。

その後、赤くて小さな発疹が顔やお腹、背中など全身に出始めます。中でも特徴的なのが、「イチゴ舌」と呼ばれる発疹で、舌の表面が赤くプツプツとしたイチゴのような見た目の発疹で覆われます。
発疹の出方や程度は人それぞれですが、ほとんどの場合、発疹に痛み(痒み)を伴うようです。
くしゃみや唾液などで感染するため、幼児や学童の間で流行しやすく、子供にとっては身近な病気です。

しかし、リウマチ熱や急性糸球体腎炎、猩紅熱(しょうこうねつ)などの合併症を引き起こすこともあるため甘く見ず、疑わしい症状が出始めたらスグに病院へかかりましょう。


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子供のお腹や背中に発疹が出たら入浴は避けるべき?

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子供のお腹や背中に発疹ができた時には、入浴は避けた方がよいでしょう。

熱いお湯につかると皮脂を必要以上に洗い流してしまうことがあります。
肌を乾燥させることで発疹を悪化させてしまう原因となることがあります。

また、入浴で体が温まることで発疹の痛みや痒みが増すこともあります。
なお、子供は熱があっても元気なことが多いですよね。

しかし、発熱している時は、見た目よりも体力を消耗しています。
入浴することでさらに疲れさせてしまうので、やはり入浴は避けるのが無難です。

ただし、発疹ができている時には、お肌を清潔に保ってあげることも重要です。
夏場でしたらシャワーのみサッと浴びさせても良いでしょう。

しかし、冬場のシャワーのみは風邪を引く原因となりかねませんので、ぬるま湯で湿らせたタオルなどで丁寧に優しく全身を拭いて綺麗にしてあげてくださいね。
心配なときには、病院に受診した際にお医者さんに入浴しても良いか確認してみてくださいね。


病院にかかる際には事前に一報入れましょう

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病院に連れて行くときには、受診する前に「体に発疹がある」と病院へ一報入れておきましょう。
感染する疑いのある病気の場合、一般の待合室に入れなかったり、他の患者さんと隔離された特別診察室が用意されていたりする病院もあります。
各病院の指示に従って受診してください。

自分のお子さんの事だけで大変だとは思いますが、他の患者さんへの配慮も忘れないでくださいね。


まとめ

子ども 発疹 熱ある 痛み お風呂
子供のお腹や背中に発疹が出たら、「熱のある・なし」「発疹を痛がるか」「どのようなタイプの発疹か」「お腹や背中の他の部位に発疹はないか」「発疹が出た前後の状況」などをまずは確認しましょう。

病院に受診した際に、何の病気による発疹なのかを特定する時に役立ちます。

また、子供のお腹や背中に発疹ができている場合は、入浴は避けた方が無難です。
症状を悪化させてしまう原因となりかねません。
ただし、お肌は清潔に保ってあげましょう。

病院に受診する際には、発疹がある旨を一報入れてから受診して、周囲への感染を防ぎましょう。
発疹や熱が出て、子供が辛そうにしているのを見るのは、ママやパパもとても辛いでしょうし、機嫌が悪かったり、ぐずっている場合、それに付き合うのはとても大変ですよね。
でも、ママやパパがそばに付いていてくれる安心感は、子供にとって一番のお薬ですので、お子さんと一緒に発疹と戦ってあげてくださいね!